映像の基礎知識 2017.4.28

フレームレートはパラパラ漫画!【ネコでもわかる映像のキホン】

皆さん、こんにちは。カンパニーまつもとです。

「映像は、なんだか難しそう…」と思っているアナタに送る「ネコでもわかる映像のキホン」シリーズ。

今回のテーマは、「フレームレート」です。

映像はなぜ動いて見えるのか?

そもそもなんですが、映像ってなぜ動いて見えるのでしょうか?

実はこれ、静止画が連続してたくさん並んでいるから、まるで動いているように見えるんですね。

小さい頃、パラパラ漫画を書いた事がありませんでしょうか?

イラストの動きを細かく一枚一枚書いていき、完成したあとにパラパラっとめくっていくと一連のアニメーションになる。まさにあれですね。

今回ご紹介する、この動画の「フレームレート」も基本的にはこのパラパラ漫画の考え方と同じなんです。

「p」とか「fps」って一体何の事?

ビデオカメラをいじった事がある人なら、よくカメラの記録設定で「30P」とか「60P」とかっていう数字を、ご覧になった事ありますよね。 (カメラによっては30fpsとか60fpsとか「fps」で表示されているものや、「1080P」って表示されているものもあります。)

これがまさに「フレームレート」。 どういう意味か解説すると…

「30P」「30fps」は、1秒間に30枚の静止画が並んでいる映像。
「60P」「60fps」は、1秒間に60枚の静止画が並んでいる映像。

…という意味なんです。(fpsは「frame per second」1秒あたりのフレーム数という意味)

この2つの映像を比較してみると、30Pの映像よりも60Pの映像のほうが1秒の中に入っている静止画が倍なので、動きがより滑らかに見えます。反対に30Pの映像は、60Pの映像よりも1秒辺りの静止画が少ないのでパラパラした動きの映像になります。しかし絵の枚数が少ない分、映像のデータ量は抑えられます。

最近では、民生機の小型化カメラや一眼レフ、iPhoneなんかでも、120fpsとか240fpsで撮れるものが出てきたりしてますよね。これは何かと言うと、滑らかなスローモーションの映像が撮れるって事です。1秒間の間に絵がよりぎっしり詰まっているので、編集段階で、スローモーションをかけた時にも、違和感なくスローモーションの映像に仕上げる事が可能なんです。

ちなみに映画のフィルムは、昔から「24P」、つまり1秒間に24コマの映像で撮影・上映されてきました。30Pよりも枚数が少ないので、動きはパラパラするのですが、それが独特の雰囲気を醸し出し、映像クリエイターの間では今でも人気のフレームレートです。「60Pの映像は、確かに動きは滑らかだけど、なんかリアルで生々しいよね。やっぱり24Pがカッコいい!」といった感じで、PVや映画等、撮影段階で敢えて24Pで撮影したり、編集の段階で絵を間引いて24Pにしていたりします。そういえば、先日の映画監督のインタビューでもそんな話ありましたよね。

安田監督のインタビューはコチラ

今は大抵のカメラで、このフレームレートを選べるようになってますので、その違いをぜひ試してみてください。作品に合わせて、どんなフレームレートを選ぶと良いか考えながら撮影をすると映像制作がより楽しくなりますよ!

ちなみに、今回説明したような映像をパラパラ漫画のように1コマずつ並べて構成する映像の方式を「プログレッシブ」と呼びます。「P」というのは実はプログレッシブの「P」なんですね。わかりにくい人はパラパラ漫画の「P」で覚えましょう!

映像の表示形式としてこの「プログレッシブ」方式ともう一つ「インターレース」方式というものがあります。実はテレビは「インターレース」方式で放送されているんですね。次回はこの「インターレース」方式についてご紹介したいと思います。

では!

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