映像の基礎知識 2017.5.8

60iって何?テレビ放送で使われるインターレース方式とは?【ネコでもわかる映像のキホン】

皆さん、こんにちは。カンパニーまつもとです。

「映像って、なんだか難しそう…」と思っている、そんなアナタに送る「ネコでもわかる映像のキホン」シリーズ。

今回のテーマは、「インターレース」という映像の表示方式についてです。

プログレッシブとインターレースの違いは?

前回、「30P」とか「60fps」で表示される「プログレッシブ」という映像の表示方式について学びましたね。「プログレッシブ」は、いわゆるパラパラ漫画的に映像を表示させる方法でした。
前回の記事はコチラから

実はビデオカメラの中には、この「P」や「fps」以外にも、「60i」という設定を選べるものもあります。これが、今回ご紹介する「インターレース」という映像の表示方式なんです!

では、プログレッシブとインターレース、一体何がどう違うのでしょうか?
まずはプログレッシブのおさらいから。

プログレッシブの映像は、1枚1枚の静止画が順番に並んで構成されている映像です。

<プログレッシブの映像イメージ>

それに対して、「インターレース」というのは1コマの絵がさらに2つに分かれているイメージなんです。1枚の絵を細い横線に分割してみると、上から1本目、3本目、5本目…と奇数番号の線で構成されているものと、2本目、4本目、6本目、8本目…と偶数番号の線で構成されているもの、この2つの絵を交互に流して行くことで映像を表示させます。

<インターレースの映像イメージ>

インターレース方式の映像はどんな場面で使われている?

皆さんがご覧になっているテレビ放送。実はこのテレビ放送は、インターレースで映像を表示させているんです!

その昔、テレビがブラウン管だった時代。ブラウン管は映像をビームで描いて表示していた為、1秒間に30フレームの30Pでは、映像が点滅して違和感が出てしまう、かといって60Pではデータが重すぎて送れないといった技術的な問題を抱えていました。

そんな時に編み出されたのが、この「インターレース」という映像の表示方法だったんです。 (※その流れを受けて、現在でもテレビの世界ではインターレースが採用されています。)

ただ、最近の映像の視聴環境は、パソコンやスマホ上のWEB動画が多くなっておりますので、映像を作る際に、このテレビ用の特殊なインターレースという映像方式を採用して、映像制作をする事は少なくなってきているように思います。

そういう状況なので、皆さんが撮影される時に60iという設定を敢えて選ぶ必要はないかもしれませんが、インターレースには動きを滑らかに撮影出来る、データ容量を抑えられるというメリットもありますので、長時間の撮影で、スポーツ等の動きを滑らかに見せる必要がある場合は、このフレームレートを選択するのもアリかもしれません。ぜひ試してみてくださいね!

以上、「ネコでもわかる映像のキホン」。
今回はインターレースについてでした。

次回に続くニャ!

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