映画関連情報 2017.5.29

『LOGAN ローガン』を観てしまった。

© 2016 TWENTIETH CENTURY FOX

『ローガン』を観てしまった。 始まる前から、憂鬱な気分で、観るのが怖かった。 この作品を観てしまうと、もうスクリーンでローガンに会えないからだ。 ヒュー・ジャックマン演じるローガンの物語が、今作で最後なんて、信じられない。信じたくない。

17年前。小学生だった私は、親と一緒に『X-MEN』(2000)を観て、衝撃を受けた。 手の甲から爪が出て、どんな傷を負っても死なない人がいるは、鉄を自由自在に操れる人はいるは、念じるだけで人が思い通りに動かせることができる人がいるは…! しかも、彼らはSF映画のように宇宙や惑星にいるわけではなく、私たちが生きている社会の中で暮らしているのだ。 なんなんだこの世界観は…!夢がありすぎるだろ!! 正直、「自分の学校にも、実は能力を隠して過ごしている友達がいるかもしれない」や「ローガンやチャールズはこの世界のどこかに存在しているんじゃないか?」と思っていた。

それ以来、『X-MEN』の世界に魅了され、どの作品も必ず映画館に観に行き、観るたびに様々なキャラクターに思いを馳せた。 一番好きなキャラクターは、やっぱりローガンだ。いつも一匹狼を好み、誰のことも信用しない、とがったやつ。と、思いきや、実は情が厚く、決して仲間を見捨てたりはしない。そんなローガンが大好きだ。

そして、私は『X-MEN』がきっかけで、他のマーベル映画やSF映画を観るようになった。そんでもってヒュー・ジャックマンが大好きになったので、ヒューの出ている作品を、ジャンル関係なく全て観た。そこからどんどん映画にハマっていく。 思えば、『X-MEN』を観たから、私は映画を好きになったんだと思う。

と、いうわけで、私にとって『X-MEN』シリーズは、ものすごーーーく、思い入れの強いシリーズなのです。 この下から、私の主観ゴリゴリの『LOGAN ローガン』の感想です。 ※ネタバレはないよ!

ありがとうローガン

© 2016 TWENTIETH CENTURY FOX

物語は、2029年。ミュータントは、絶滅の危機に直面していた。 どんな時でも、無敵で強かったローガンが、老眼鏡をかけ、よたよたと走っていた。不死身でもなく、傷の治癒能力も衰えている。 そして、あんなにしっかりしていた皆のリーダー、チャールズ(もといプロフェッサーX)も、変わり果てた姿で登場する。すっかり老いてしまい、薬を飲まないと意味不明なことを叫び、自分の能力さえ制御できなくなってしまっている。

そんな2人の前に、小さな希望が現れる。 ローガンと同じような能力を持ち、誰のことも信用しない少女、ローラだ。 愛を知らず、出会う者すべてに敵意をむき出しにするローラは、過去のローガンと重なる。

© 2016 TWENTIETH CENTURY FOX

何者も寄せ付けず、常に1人でいることを望んでいたローガン。 彼は、チャールズに出会い、X-MENの仲間たちと過ごしているうちに、人を信じること、愛することを知った。 そんな彼のように、ローラもまた、ローガンと共に過ごすうちに、少しずつ変化していく。

そして、ローガンも、ローラを守り抜くことで、今までの彼の人生には無かったものを、見出すのだ。 ローラは、ミュータントの絶滅の危機を救う小さな希望なのだが、ローガン自身の希望でもある。 (ローラにも、ありがとうと言いたい…)

© 2016 TWENTIETH CENTURY FOX

老若男女たくさんのファンがいるであろうこのシリーズの最後を、R-15指定で描いたのには、理由がある。 ローガンやローラが、躊躇なく無残に敵をザックザク殺して行く光景は、とても痛々しい。 こんなに生々しい表現は、今までの『X-MEN』シリーズには無かった。 今まで彼は、こんな殺し合いが日常だったのか。 無残に殺す、殺される。そのすべてを背負って生きてきたローガン。 R-15指定で戦いを生々しく描くことで、ローガンの人生の壮絶さがより伝わるのだ。

「愛する人がいて居場所がある。これが普通の人生だ。君は経験すべきだ、本当の人生を」
劇中で、チャールズが優しいまなざしでローガンに言った言葉だ。 この17年間、そして今作で、ローガンの人生を観てきているからこそ、このチャールズの言葉には胸が張り裂けそうになった。

そして、昔の面影が現れたチャールズに「ああ、チャールズはいつもこうだよな、いつも私たちを、誰も傷つけることなく正しい道に導いてくれるんだ」と、涙が出た。(勝手に学園の生徒の気分)

© 2016 TWENTIETH CENTURY FOX

ヒュー・ジャックマンが、17年間の集大成として今回演じたローガンは、ヒーローでもなく、ミュータントでもなく、ただの人間の男だ。 傷だらけになり、死にかけながらもローラを必死に守る姿は、もう演技の枠を超えているのだ。最早演じていたのではない。彼は、ローガンだ。(断言)

思い入れが強すぎて、上映中は終始泣いていたが、ラストではもう嗚咽が止まらなかった。 エンドロールが終わった後も、しばらく立てなかった。 ローガンの生き様。ローガンの人生。 ぐるぐるぐるぐる、様々な思いが頭をめぐる。

私にとって、一生忘れられない作品になった。 私を映画の世界に連れて行ってくれた、私のヒーロー。 17年間、ありがとうローガン。ありがとうヒュー・ジャックマン。

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