映像の基礎知識 2017.6.15

カメラのシャッタースピード、説明出来ますか?【ネコでもわかる映像のキホン】

こんにちは。カンパニーまつもとです。

「映像って、なんだか難しそう…」と思っている、そんなアナタに送る「ネコでもわかる映像のキホン」シリーズ。

皆さん、「シャッタースピード」って、ご存知ですか?少しでも写真や映像を撮った事がある方なら、聞いた事があるかもしれません。

撮影でカメラの明るさを調整する際に関わってくるのが、レンズを通過する光の量を調整する「絞り」、カメラ側で捉える光の信号を増幅させる「感度」、そしてもう一つがこの「シャッタースピード」になります。

映像制作を仕事にしている人でも、わかっているようで意外と説明出来ないのが、この「シャッタースピード」。この機会に「シャッタースピード」とは何か?しっかり理解しておきましょう!

「シャッタースピード」とは?

まずは写真を撮る時のシャッタースピードを考えていきましょう。

ズバリ、結論から言うと、「シャッタースピード」とは「シャッターが開いている時間」の事を指します。

例えば、猫がジャンプしている時の写真を撮ったとします。この時にシャッタスピードが遅ければ、シャッターが開いている時間が長いので、ジャンプの一連の動きを1枚の絵に映し出します。結果、出来上がった一枚の写真は残像感を残した写真になります。

こんな感じ。

ブレてしまうような印象ですが、動きは躍動感がありますよね。

では、今度は反対に「シャッタースピード」を速くしてみましょう。そうすると、シャッターが開いている時間が短いので、写真はより短い瞬間を切り取った写真となります。

こんな感じ。

猫の顔や体がくっきりと写っていますよね。ですが、反対に動いている、ジャンプしている事が、少し伝わりづらい写真とも言えます。

つまり動いている被写体を写真で撮る時に、シャッタスピードが遅ければ一連の動きを記録した残像感のある1枚の写真を撮る事が出来、逆にシャッタスピードを速くすればより瞬間を切り取った鮮明な1枚の写真を撮影する事が出来る、と言う事になります。

動画の「シャッタースピード」

ではいよいよ、動画における「シャッタースピード」を考えていきましょう。

動画とは何か?これは以前「フレームレート」を説明する際に静止画の連続、パラパラ漫画のようなものと説明させて頂きました。

フレームレートはパラパラ漫画!【ネコでもわかる映像のキホン】

シャッタースピードの遅い映像

動画は静止画の連続。つまりシャッタスピードを遅くして撮る映像は、先程の猫の残像感を持った写真がたくさん並んで、映像にイメージです。

1枚1枚は残像感を持っていますが、映像でみた時は逆にそのおかげで、一連の動きが滑らかに見えるんですね。

シャッタースピードの速い映像

反対にシャッタースピードを速くして撮る映像は、より一瞬の瞬間を切り取ったくっきりとした写真がたくさん並んで、映像になるイメージです。

1枚1枚はくっきりと鮮明ですが、残像がないため、映像で見た時に動きはパラパラとしたものになってしまいます。

ですので、特にスポーツ等の動きが激しい映像を撮る時等には、このシャッタースピードを変化させて見て、一番動きが自然に見えるシャッタースピードに設定して撮影してみましょう。

一般的にはフレームレートと同等か2倍までなら自然に見えると言われています。例えば1秒間に60コマの静止画で構成される60fpsの映像であれば、シャッタースピードは1/60秒〜1/120秒といった感じですね。

(また例外的に、編集上のスロモーションを前提として撮る時はシャッタースピードを上げてみたり、蛍光灯の種類によってシャッタースピードを変化させてフリッカーを無くしたり、というようなケースもあります。)

「シャッタースピード」と明るさの関係

最後にシャッタースピードと明るさの関係についてです。

シャッタースピードが遅ければ、光が入ってくる時間は長くなるので、映像は明るくなります。逆にシャッタースピードが早ければ、その分光が入ってくる時間は短くなるので、映像は暗くなります。

基本的にカメラの明るさははじめに話した「絞り」や「感度」等をいじって調整するものですが、例外的に絞りや感度をいじれないもの(例えばドローンの一部機種とか)は、このシャッタースピードを変化させて明るさを調整せざるを得ない事もあるので、この原理はしっかりと覚えておきましょう。

以上、「ネコでもわかる映像のキホン」シリーズ。今回はシャッタースピードについて、でした!


 

PICK UP

ピックアップ記事

WHAT'S NEW

映像制作・映画に関する新着情報

映像制作・映画に関する記事をもっと見る

RANKING

人気記事ランキング

人気の記事をもっと見る
スポンサードリンク