コラム 2017.4.4

【映像業界の未来はどうなるのか】 マルチーズおじさんのお悩み相談室

Q .

現在映像関係の専門学校に通う18歳です。卒業後、映像制作会社に入って、ゆくゆくは映画監督をめざしたいと思っています。親からは「映像業界は不安定だからやめておけ」と言われています。映像業界の未来は、一体どうなると思いますか?

A .

映像業界の未来っていうのを、何年先の未来って言うてるかはわからへんけど、仮に30年後やとしよう。そのころ君は50前や。現在と変わっていなかったとしたら、定年退職はもう少し先やね。 おじさん正直な、映像業界の未来には人間はいらんと思うねん。今でさえ、簡単なモザイク処理の編集なんかは編集ソフトが勝手にやってくれたりすんねんで。人間の仕事は、どんどん機械に取られて無くなっていく気がするわ。

でもそんな中、映画監督を含む限られた表現者だけは、需要がある限り、必要やねんよね。人工知能とかいうのは既存の作業はできるけど、新しいものや感情を生み出すことはまだできないとされとるんよ。まあ、それも今の時代いつ発明されるかわからへんけどなあ。そんな機械が発明されたら、『アイ・ロボット』やんな。

まあでも、ちょっとこれ聞いてや。最近の映画監督は、そこそこ撮ってる人でも、生活できるほど食えへんらしいで。一発勝負で、その作品がコケたらもう仕事としては撮らせてもらわれへんみたいやな。

君は『マトリックス』は知ってるかいね?キアヌ・リーブスが主役のやつ。 あれは、ウォシャウスキー姉妹が2人で監督した第1作目の映画やねんけど、知っての通り爆発的にヒットしてな。 それから多くの『マトリックス』シリーズを監督してたんやけど、他のも撮りたくなったんやろね、2008年に、日本のテレビアニメ『マッハ GoGoGo』が原作になった『スピード・レーサー』を撮りはったんよ。それがまさかの興行収入面でも批評面でも、びっくりする位すべってもうてな。それ以降はしばらく2人が監督する作品は撮られてなかったなあ。 あ、今調べたら2015年に『ジュピター』っていうSF映画を監督しとるね。これはおじさん好きやで。チャイニング・テイタムの筋肉が。

これらを踏まえた上で、おじさんからのアドバイスはひとつ! 危険なところにいけばいくほど、お金にはなるとおもうで。北朝鮮と韓国の国境とか、フィリピンのドゥトルテさんにノーアポでインタビューおしかけるとか。そういうデンジャラスゾーン専門の映画監督になれば、引く手数多やと思うわ。まあ、6:4くらいの確立で殺されるかもしれんけどね。殺される確立のほうが4やから安心してな。

それくらいの覚悟があるんやったら、映画監督目指したったらいいとおじさんは思うで! とにかく、映画監督を目指すうえで、絶対に必要なものは「タフな心」やね。家が大金持ちとか有名映画監督のいとことかやったらなおよし。生まれ持った星の人やないと、映像業界に関わらんほうがええんちゃうか、というのがおじさんの本心やね。チャンスは自分で掴み取るものとか言われるけど、そんな『ガイヤの夜明け』みたいなことなかなかできへんもんやで。

ただな、おじさんツンデレやからこの手の相談が来ると「アホな夢は捨てて実家とか手伝ったりや!親不孝者めが!」とか言っちゃうねんけどな、若い頃から映像業界に揉まれて荒んでもうたおじさんの凝り固まった考えを、ぶち壊してくれるやつが出現するのが楽しみでもあるねん実は。

18歳よ、頑張るんやで!君が新参者で若手監督として一躍有名になったら、おじさんの養子になってくれ!そしたらおじさんも「若手有名監督の父」として、映画つくろうと思うわ。









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