映像制作ノウハウ 2017.9.7

ゾンビ映画風ミュージックビデオの作り方

皆さん、こんにちは。

今回は先日ミュージックビデオを制作させて頂きましたので、そのご紹介をさせて頂きます!

ゾンビ映画風にミュージックビデオを撮りたい!

依頼をくださったのは、お近くの兵庫県三田市で活動中のバンド「BASSET HOUND」さん。

リーダーの片山さんは、映画の話をし出すと止まらないくらいの映画好きなのですが、そんな彼からの依頼は衝撃的でした。

「ゾンビになって、ミュージックビデオを撮りたいんです!!!」

という事で、真夏の8月炎天下の中、三田の牧場にてミュージックビデオの撮影が行われる事になったのです。

撮影はコマ数を落とす 〜24Pで映画風に〜

今回、このミュージックビデオを制作するにあたり、様々なゾンビ映画を観て研究しました。

中でも、バンドリーダーの片山さんとも話して、最も参考にしたのが、こちらの映画。

© Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

映画『28週後…』

2007年公開のイギリスのホラー映画で、2002年に公開された映画『28日後…』の続編として制作されたものです。

この映画の冒頭が、男性がゾンビに追いかけられて草原を走って逃げるシーンがあるのですが、まさにこのシーンがモチーフとなりました。

このミュージックビデオの撮影では↑のように、ジンバル(Ronin-M)というカメラを安定させる機械を使って、猛ダッシュしながら撮影をしました。(若い演者の皆さんについていけず、途中編集でごまかしたりしていますが、おじさんにはかなり辛かったですw)

さて今回参考にした映画をはじめ、緊迫したシーンが多いゾンビ映画は特にフレームレートを落として撮影しているものが多いように感じます。

元々、映画は1秒間に24枚のフレームから構成される「24P」の映像が多いですが、今回も撮影では地上撮影、空撮、どれも24Pに統一して撮影を行いました。

また今回はあえてレンズにNDフィルターを装着せず、シャッタースピードを思いっきり上げた状態で撮影を行いました。

この『28週後』の中でもシャッタースピードを上げたようなパラパラした不自然な映像が多かったように思いますが、そのような非現実感をあえて出すのもゾンビ映画っぽく映像を撮るポイントかもしれません。

ダイナミックレンジを広く撮れるカメラで撮影

今回最も撮影で頭を悩ませたのは、ゾンビを外で撮影するという点。

当然ですが、ゾンビの顔は暗いです。しかし、晴天下の外でそのゾンビの顔を撮影しなければいけないという事でかなりコントラストが強い絵をフレーム内に収めないといけないというのが課題でした。

そこで撮影はEOSのようなコントラストが強くバキバキの絵が撮れるカメラではなく、GH5というPanasonicの一眼レフカメラを使用し、「CINELIKE-D」という比較的明るい所も暗い所も収めてくれる(※専門用語的には、ダイナミックレンジが広いと言ったりします。)カメラで撮影を行いました。

また空撮もPhantom4というドローンを使いましたが、その中でも「D-CINELIKE」という比較的コントラストの低いカラーモードで撮影。

編集段階でカラコレを行って色合わせしましたが、両者のカメラを違和感なく色合わせする事が出来ました。

完成したミュージックビデオは?

そして、完成したミュージックビデオがこちらです!!!

少しは『28週後』の世界観に近づけたかな?

という事で、今日はゾンビ映画っぽいMVの作り方のご紹介でした。

しかし、このバンド「BASSET HOUND」さん。次は何に仮装してMVを撮ってくれるのでしょうかね。

これからの活躍が楽しみです!!!

「BASSET HOUND」公式HP

おわり

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