動画編集・CG制作ソフト 2017.11.6

音量レベルの基準「ラウドネス」をPremiere Pro CCで調整する方法

皆さん、こんにちは。

今回は音に関する専門的な話です。

音量レベルの基準「ラウドネス」って何?

映像制作の仕事をしている人以外で、「ラウドネス」という言葉を聞いた事がある方はほとんどいないかもしれません。

例えば、テレビ番組を見ていて、CMに入ったら急に音がうるさく感じるようになったという経験はないでしょうか?

こういった複数の映像コンテンツを連続して再生した時に、感じる音の大小を極力抑えようという事で、放送業界では基準が設けられています。それが「ラウドネス」と呼ばれるものなんです。

ラウドネスは瞬間的な音のボリュームではなく、あくまで「ある一定の時間の範囲内に人間の耳で感じる音の大きさ」、つまり平均値を指します。

具体的にテレビ放送だと、番組の「平均ラウドネス値」を「-24.0LKFS」目標に制作するという決まりがあります。

この「ラウドネス」は、様々なプロ用の編集ソフトで調整可能ですが、今回はAdobeのPremiere Proを使った調整の仕方をご紹介します。

「Premiere Pro」で平均ラウドネス値を測定

まずプレミアのラウドネスメーターは、オーディオトラックミキサーから起動します。

①オーディオトラックミキサーパネルの左上にある「エフェクトとセンドの表示/非表示」をクリックして、設定画面を展開。

②右端のマスタートラックの設定画面の「▼:エフェクトの選択」ボタンをクリック。

③メニューが表示されるので、「スペシャル」>「ラウドネスレーダー」を選択して、ターゲットラウドネスは「-24.0LKFS」に設定されている事を確認。

④ラウドエスレーダーの文字をダブルクリックするとメーターが別画面で起動。

⑤編集したシーケンスを再生すると、メーターが自動的に「ラウドネス」を計測。黄色になっている部分がターゲット以上になっている箇所となる。

⑥シーケンスの最後まで再生が終わって、停止させると、平均ラウドネス値が確定する。

※因みに、テレビ放送素材の場合は、「-23」を越えると要修正、「-28」以下の場合は理由の明記が必要となります。

大きく数字が外れているような時は、ボリュームやイコライザーで調整を行いましょう。

映像編集の最後に「ラウドネス」を調整を心がけよう!

最近この「ラウドネス」は、放送業界だけでなく、「YouTube」でも自動的に音量調整が行われるような仕組みを取り入れたりと、ネット動画にも広がりを見せつつあります。

ラウドネスを基準に備える事で、自分の作品を放送、DVDやBDなどのメディア、インターネット経由などあらゆる環境で違和感なく再生・配信する事が可能になります。ぜひ映像編集の最後には、この調整を心がけるようにしましょう!

おしまい

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