イベントレポート 2018.9.9

福岡インディペンデント映画祭2018 授賞式レポート

2009年より若手映像制作者の交流と育成を目的に始まり、今年で10年目の開催となる「福岡インディペンデント映画祭2018」の授賞式が9月8日(土)、福岡アジア美術館8Fあじびホールにて開催されました。

全国各地より158本の応募があったという今回のコンペディション。

プレゼンターを務めた犬童一心監督は、「今年の受賞作品は、凄くまとまっていてバランスの取れている作品が多く、最初にやろうと思った事をちゃんとやり遂げている作品が多かったように思います。今は映画制作の機材も発達してきていて、プロとの差がなくなってきています。自主制作映画を作られている皆さんがきちんとやろうと思った事をやり遂げると、プロフェッショナルとの差が段々埋まってくるというような気がしています。上田慎一郎監督の『カメラを止めるな』がヒットする時代になりましたけど、そういった商業映画とインディペンデント映画の境目が段々無くなっていくのかなと、今回改めて感じました。」と今年のコンペティションを振り返りました。

本年度の映画祭受賞作品と受賞者の声は以下をご覧ください。

福岡インディペンデント映画祭受賞作品&受賞者挨拶

☆俳優賞
ルー大柴『戻る場所はもうない』
高木公介『放蕩息子』
剱持菜乃『少年少女映画』
今田美桜『カランコエの花』

【受賞者挨拶/高木公介『放蕩息子』】
「俳優で賞をもらうというのは初めてで、この地元福岡で賞を頂けた事を本当に嬉しく思います。この映画には自分の家族が出ています。監督・カメラマンはもちろん、家族が協力してくれたおかげでこの映画が完成しました。地元の友達にも受賞を伝えて、共に喜びを分かち合いたいと思います。ありがとうございました。

企画賞
『少年少女映画』(監督 浅生マサヒロ)

【受賞者挨拶/浅生マサヒロ監督】
「この度は、こんなに素晴らしい賞を頂きありがとうございます。僕の学生時代からの友達が、お金が出来たから映画を作らないかと言われたのがきっかけで、この映画は生まれました。100分の映画の作品なのですが、素人の子供たちも何人か出ています。ぜひご覧になってください。本当にあリがとうございました。」

最優秀アニメーション作品
『Birth-つむぐいのち-おどるいのち』(若見ありさ、池田爆発郎、大橋弘典、こぐまあつこ、荒井知恵)

【受賞者挨拶/池田爆発郎監督】
「オムニバスのアニメーション映画の作品で、監督が6人なんですが、今回私が代表してここに来る事が出来ました。アニメーションが今回どれくらい応募があったか、聞いてないんですが、1本ではない事を願います笑。本当に嬉しい賞を頂き、ありがとうございました。」

コメディ賞
『直也の婚約前夜』(監督 小松孝)

【受賞者挨拶/渡部直也(主演)】
「今日は小松監督が来れないので、一同を代表しまして御礼申し上げます。本当にありがとうございました。この映画は我々夫婦が昨年結婚パーティーをやった時に、小松監督が作ってくれた作品でございまして、まさかこの作品がこういった映画祭で賞を獲ってしまうなんて、驚きと共に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。」

美術賞
『さらば大戦士 トゥギャザーV』(監督 松本純弥)

【受賞者挨拶/ブルー】
「撮影5年くらいかかったんですけれども、残ったのはこの3人だけなんですよ。みんないなくなっちゃって笑。ただ、賞をもらえるって事は、誰かに認めてもらえたって事で、5年間無駄じゃなかったって事が本当に嬉しいです。本当にありがとうございました。」

【受賞者挨拶/カメレオール】
「長い年月がやってきたからこそ、思い入れが強くて、この作品が評価されたって事がとても嬉しいです。美術賞という事で我々のビジュアルが評価されたという事で、本当に嬉しいです。ありがとうございました。」

【受賞者挨拶/松本純弥監督】
「この福岡インディペンデント映画祭の美術賞はこの作品で初めて確定した賞だったので、本当に救われた気持ちです。本当にありがとうございました。」

技術賞
『老ナルキソス』(監督 東海林 毅)

【受賞者挨拶/東海林 毅監督】
「この作品はゲイの老人のSMのスパンキングを題材にしたラブストーリーです。設定的にどうしても抵抗のある方が多かったり、観てもらえなかったりという事があるのですが、こうした作品でも評価して頂いたこの映画祭のスタッフの方々の審美眼と懐の広さに感謝申し上げます。どうもありがとうございました。」

レインボー賞
『カランコエの花』(監督 中川駿)

【受賞者挨拶/柴田徹也(企画・助監督)】
「LGBTがテーマの作品で、このレインボー賞を頂けた事は、ある意味グランプリよりも光栄な事だったと思います。もし宜しければみなさん観ていただければと思います。ありがとうございました。」

最優秀ドキュメンタリー賞
『葛根廟事件の証言』(監督 田上龍一)

【受賞者挨拶/田上龍一監督】
「葛根廟事件というのは旧満州で、旧ソ連軍の攻撃で日本人の避難民が虐殺されたという事件です。この映画ではその生存者の方に、インタビューをして構成した映画です。とても辛い経験ややりきれない気持ちを声に出して語ってくださった方々、皆さんの協力で出来上がった作品だと思っています。どうもありがとうございました。」

アクション賞
『デッドコップ』(監督 中元 雄)

20分ムービー部門最優秀作品
『FIGHTINGCAMERAMAN』坂田敦哉監督

【受賞者挨拶/坂田敦哉監督】
「この短編映画は10分の間に、色んな事に挑戦しました。その中で、主人公が天井を突き破って落ちてくるというシーンがあるんですけれども、最初それをシナリオに起こしてスタッフに見せた時に、絶対無理だと言われました。でも、最終的には皆で協力をして納得のいく映像を作る事ができました。スタッフには本当に感謝しています。それを伝えたいです。ありがとうございました。」

40分ムービー部門最優秀作品
『予定は未定』磯部鉄平監督

60分ムービー部門最優秀作品
『戻る場所はもうない』笹井歳春監督

【受賞者挨拶/笹井歳春監督】
「福岡の映画祭は6年ぶりだったんですけれども、映画祭のスタッフの方々がアットホームな方々ばかりなので、楽しく参加出来ました。本当にこんな素敵な賞を頂けてありがとうございました。」

100分ムービー部門最優秀作品
『ハッピーアイランド』渡邉裕也監督

☆fidff2018グランプリ(最優秀作品賞)
『センターライン』下向拓生監督

【受賞者挨拶/下向拓生監督】
「今回このような賞を頂けて、私を含め関係者一同本当に喜んでいます。私は映像を勉強していたとかシナリオセンターに通っていたとかではなく、本当にただ刑事ドラマを作りたくてこの映画をつくりました。グランプリを頂けたのは、私の力ではなくて、ここにいるキャスト・スタッフの皆のおかげで受賞する事が出来ました。本当に感謝しています。この映画、凄くテーマが良いと仰って頂く方もいるんですけれども、そういう事を考えずに刑事ドラマだと思って楽しんで頂ければと思います。本当にありがとうございました。」

また、グランプリを獲得した映画『センターライン』には、副賞として池袋シネマ・ロサ様より劇場公開権が授与されました。

その他、優秀作品は以下ご参照ください。

優秀作品


『唾と蜜』 (監督 牧 賢治)
『冷たい床/Cold Feet』 (監督 末長敬司)
『あなたに会えたらよかった』 (監督 栗山陽輔)
『水戸黄門Z』 (監督 大川祥吾)
『ハチャトリアンバックブリーカー』 (監督 東野敦)
『頭上の色論』 (監督 吉田岳男)
『宴の宵がさめるまで』 (監督 今村瑛一)
『おんがえし』 (監督 佐島由昭)
『放蕩息子』 (監督 横山善太)
『冬が燃えたら』 (監督 浅沼直也)
『やさしいフルスイング』 (監督 尾崎健)
『それも恋』 (監督 今野雅夫)
『MY BIRD』 (監督 市原俊幸)
『練馬ゾンビナイト』 (監督 高良嶺)
『國の狗-クニノイヌ-』 (監督 小山亮太)
『二階の息子』 (監督 島村拓也)
『公衆電話』 (監督 松本 動)
『くじら白書』 (監督 西村翼)
『ミズノの帰還』 (監督 佃 光)
『ゴミのような』 (監督 佐藤睦美)
『アマノジャク・思春期』 (監督 岡倉 光輝)
『牛の後ろ』 (監督 吉尾祐紀)
『verse 1』 (監督 辻 寛之)
『つむぎのラジオ』 (監督 木場明義)

授賞された皆さま、本当におめでとうございました!!!

福岡インディペンデント映画祭公式HP

http://www.fidff.com/

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