インタビュー記事 2018.10.1

映画を超えた映画『飢えたライオン』緒方貴臣監督インタビュー

緒方映画のココがスゴイ!
そもそも映画を観るとは?自分とは何者?を観客に考えさせる

ここまで挙げてきた点で、もうとてつもなく素晴らしい作品だという事は明らかだと思うんですが、この映画の何が末恐ろしいかっていうと、そこでもまだ終わらないという笑。あの衝撃的なラスト。
ここについてはネタバレになってしまいますので書けませんが、映画を観終わった後、日常に引きずって、色々と考えてしまいました。そもそも映画とは何なのか?それを観ている自分は、どういう奴なんだと。

©2017 The Hungry Lion

この作品の中では、世の中に溢れている様々な映像が登場しますよね。SNSの映像、アダルトビデオ、ニュース、防犯カメラ…それらの映像は、人の人生を破壊する程、恐ろしい力を持っている、まずその認識は当然強まりまたし、印象的だったのは映画館のシーン。
あれはもう自分そのものだなと思ったんです。笑ったり泣きながらアホみたいにポップコーンを食べて映画を観ている(笑)。この映画でさえ、消費しようとした自分の欺瞞さにも気づき、色々と考えさせられました。

劇場で観ていたら、あれがちょうど鏡のような感じになりますしね。人が死んだり人が不幸になったりするのを、ポップコーンを食べながら僕らは消費しているわけです。いくら映画とはいえ。それは、それで現実なんですけれども、それに気づくか、気づかないかでは全く違いますよね。

それは本当に強烈に気づかされましたね。前作『子宮に沈める』の時から監督は「僕の映画は、ポップコーンを食べながら観てください。」と仰っていましたが、やはりその真意は、そういった事にも気づいてもらいたいっていうのはあるんですかね?

そうですね、僕の映画ってなかなかポップコーンが売っているような映画館ではかからないから成立はしなったんですけど。ただ『子宮に沈める』の時に、福岡の映画館でポップコーンを買って入っている人がいたんです。「おっ!」ってちょっとびっくりしたんですね。ただそのポップコーンはずっと減らないままでしたけどね(笑)。

最後に、スゴく意地悪な質問をさせてください。僕はポップコーンを食べて、何も考えずに観られるような映画も実は大好きだったりするんですが、緒方さんはどうですか笑?

僕も、同じですよ笑。『ジュラシック・ワールド』だって観ますし。そういう映画だって、もちろんアリなんです。

多様な映画を映画館で観る事が出来る、そしてそれを認め合う事に価値があるんでしょうね。この映画がもっと多くの人に観られるように、全国の劇場主さんには、ぜひ頑張って頂きたいものです(笑)。本日は、本当にありがとうございました!

ありがとうございました!

『飢えたライオン』10月13日(土)より大阪・神戸にて公開!

という事で皆さん、本当に騙されたと思って、劇場に足を運んでみてください!物凄い作品ですから!!

関西では10月13日より、大阪はシネ・リーブル梅田、神戸は元町映画館にて公開です!その他、劇場公開情報の詳細は、公式HPにて!

映画『飢えたライオン』公式HP

おしまい

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