インタビュー記事 2019.1.5

亡き父に捧ぐ魂の映画『MOST BEAUTIFUL ISLAND』アナ・アセンシオ監督インタビュー

衝撃のエンディング〜ルシアナが最後にとった行動について〜

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やはり、この映画は何と言っても最後の秘密クラブのシーンが見せ場ですよね。ネタバレになってしまうので、なかなか聞くのが難しいのですが…とにかく最後まで全く展開を読めず、本当にハラハラドキドキしました。アナさんが演じるルシアナのあそこでのあの表情、本当に見事でした。

ありがとう。

なぜルシアナは最後にああいう行動をとったのか?色々と考えていたのですが、思わず手が動いてしまった、そういう風に僕は感じてしまいました。

そうかもしれません、でも一つ言えるのは、ルシアナは自分の為にああいう行動をしたという事。彼女は自分の子供を亡くしています。その罪の意識に苛まれている。だから誰かの為ではなく、自分の為にそうする必要があったんです。

おっと、この結末の話については、ここまでにしておきましょうか。ともかく素晴らしいエンディングでした。エンターテイメントとしても存分に楽しめるし、同時に移民問題という非常にセンシティブな社会問題に対しても鋭く切り込んでいる、まさに傑作映画だと思います!

ありがとう。そう言ってくれて本当に嬉しいわ。

「父に捧ぐ」のテロップに込められた想い

最後に一つだけ質問させてください。本編の最後に「父 ホセ・マリア・ガルシア・パロモに捧ぐ」というテロップが出てきます。なぜこのテロップを最後に挿れたのか?その辺りの想いについてぜひ聞かせてください。

私の父親は本当に強くて偉大な人だったの。いつも健康的で、自分がタフである事を周囲に自慢してたぐらい。でもある日、手が動かなくなって、スプーンさえ持つ事ができなくなって、これはおかしいと思って病院に連れて行ったら、脳に末期ガンが見つかり、余命2ヶ月と宣告されてしまって…

なんと…そうだったんですね…

私にとっては世の中がひっくり返ってしまったと感じるような、本当にショッキングな出来事だったの。しかも私はその当時、女優としての活動もあまり上手くいってはいなくて、だからこそ私は何かアクションを起こす必要があった。

今こそモノ作りをするべき時だと…

そう、それで脚本を書いて、色んな所に持っていったけど中々相手にしてもらえず、結局この映画を作るのに6年かかったの。でもその時、私の心の中ではいつも「良い脚本じゃないか、アナなら出来る、やるべきだよ!」という父の励ましの言葉が聞こえていたわ。

映画が完成した時、父親はもう存在はしなかったけれども、このネックレスに父親の名前を刻んでいて、それがずっと私の支えになっているの。

アナさんのお父さんがいなかったら、この素晴らしい作品も生まれてなかったかもしれませんね…

父親も夢追い人だったの。自分は挑戦できなかった夢があって諦めてしまったけれども、娘の私には夢を叶えられるようにって、ずっと励ましていてくれた。そんな父親に本当に本当に感謝しているわ。

最後に素敵な話をシェアしてくださり、本当にありがとうございました。

『MOST BEAUTIFUL ISLAND モースト・ビューティフル・アイランド』間も無く公開!

最後に、亡きお父様への想いを語ってくださったアナ監督。今こうして娘が魂を込めて作った映画が、日本という異国の地で公開される事を天国のお父様も温かく見守っていてくれているはず。

『MOST BEAUTIFUL ISLAND モースト・ビューティフル・アイランド』は2019年1月12日(土)~新宿シネマカリテにて、関西では2月1日(土)よりシネ・リーブル梅田(大阪)、4月13日(土)から神戸アートビレッジセンター(神戸)、出町座(京都・順次公開予定)で、いよいよ公開となります!

ぜひ皆さま、劇場に足をお運びください!!!

映画『MOST BEAUTIFUL ISLAND』オフィシャルサイト
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