その他 2017.3.21

WEBメディア、はじめました。

 皆さん、初めまして。映像情報WEBメディア「クロフネ」の編集長を務めます松本と申します。どうぞよろしくお願いします。

 突然ですが、皆さん。毎日どんな映像をご覧になっていますか?

 普段テレビは全く観ないという方でも、最近はスマホやタブレット等で、WEB 上にあがっている様々な動画をご覧になっている事でしょう。

完全鎖国時代の映像業界

 さて、僕はこれまで、この「映像をつくる」という事を生業に、約10年間程、映像の業界でお仕事をさせて頂きました。

 僕がこの業界に入る前の2000年代前半。世の中で「映像」と言えば、まだまだ映画やテレビ番組が主流でした。

 当時、本格的な映像を制作する為には、まだまだ一般の人の手には到底届かない、非常に高価な撮影機材や編集設備等が必須でした。

 そうなると必然的に、諸々を所有する映像制作会社やテレビ局のスタッフしか、映像制作に携わる事は出来ません。そんな映像業界は、限られた経験豊富なプロしか入る事ができない、完全に閉ざされた業界でした。

  閉ざされた状態では、映像を深く知る事や、映像を作る事で得られる楽しさはなかなか世間に伝わりません。

 また閉鎖的な業界は、素人や新人にはとても厳しい排他的な絶対王政。いわゆるブラックな業界でした。

 特に僕が新人の頃は、このブラック感が色濃く残っていて、撮影現場でアシスタントに公然と暴力を振るうカメラマン、役者に罵詈雑言を浴びせる監督等を観ては、「本当にブラックな業界なんだなあ。」「この業界で働く人って何で、こんなに偉そうなの?」と不思議に思いながら、仕事をしていました。

そして、開国された映像業界

 しかし、あれから10年以上が経ち、映像を取り巻く世の中の環境は、目まぐるしく変化してしまいました。

 インターネットの普及による視聴者・スポンサーの急速なテレビ離れ、撮影機材の低価格化、編集用PCスペックの飛躍的向上、YouTube等の個人でも発信出来るWEB動画プラットフォームの台頭など…
世の中で広まる映像は多種多様化し、映像制作自体も少しずつ、一般の人々の手の届くような所に近づいてきました。

 その結果、逆に映像業界でこれまでプロとして仕事をしてきた人達の環境は、急速に厳しくなっていきました。

「制作費がどんどん安くなっている。」
「突然レギュラーの仕事が打ち切られた。」
「〜の制作会社が潰れたってよ。」
このような話は、僕の周囲で日々至る所から聞こえてくるリアルな話です。

 こうしてこの業界自体が厳しい状況に置かれているのにも関わらず、残念な事に、業界内ではお互いに協力する事が出来ていません。相変わらず仕事を発注する局や代理店側は制作者を虫けらのように扱い、制作者同士も限られたパイの仕事を奪い合い、業界としては、本当に悲惨な状況が起こってしまっています(>_<)

 この映像業界が急速な下り坂を転がり落ちていく10年間、僕もこの先いつかこの業界は滅びて、仕事も無くなるんだろうなという漠然とした不安を感じながら、映像を作り続けてきました。台本書いて、撮影行って、編集して… そんな毎日を積み重ねる中で、ふとある事に気がついてしまいました。

「正直言って、今の時代、映像作る事は決して難しくないよな。」
「てか、ちょっと学べば、誰でも出来るんじゃないか?」

 そんな想いを裏付けるかのように、現在、プロアマ問わず、個人の映像クリエイターや小規模の映像制作チームが素晴らしい映像作品を制作し続け、全世界で人気のYouTuber達はファンを獲得し、成功を収めています。

 そう、映像業界はまさに、かつてあの「黒船」の来航によって、新しい旋風が巻き起こった、日本の幕末のような大変革期を迎えているのです。

 大きな制作会社に属していなくても、仮に大規模な機材や設備がなくても、プロじゃなくとも、「誰もが、映像クリエイターになれる。誰もが、素晴らしい映像作品を作れる。」そんな時代が既に到来しています。

「クロフネ」が目指すこと

 こんな状況の中、自分は何が出来るだろうか?と自問自答しました。 勿論映像制作は大好きだし、自分が「映像を作る事」で誰かの役に立てるのであれば、それは細々とでも続けていきたい。

 でもそれ以上に、今までの自分の知識や現場経験を別の形で活かせないだろうか?むしろこの映像制作が一般に身近になってきている今の時代だからこそ、
「映画や映像にまつわる知識や情報を伝えて、映像にもっと興味をもってもらいたいたい。」
「映像制作のノウハウを、初心者の方に分かり易く伝えて、映像をつくる楽しさを感じてもらいたい。」

そんな想いから、この WEBメディアを立ち上げるに至りました。

キャッチコピーは、
「映像の世界を、もっと身近に。」

 映像がだいぶ身近になってきたとは言いましたが、まだまだ写真と比べると、「映像はなんだか難しそう」と思って近づけない方々も多いです。様々な知識や情報を発信して、今よりももっと映像の敷居を下げ、映像の世界をもっと身近に感じてもらいたいと強く思っています。

 長年経験を積み、技術や知識を身につけた同じ業界の先輩や後輩、仲間たちからは、なかなか理解は得られないかもしれません。だけど、敢えてそこに勇気を持って切り込んでみようと思っています。

 また、このWEBメディアは会社で運営をしていきますが、正直ビジネスとしての見通しは全く立っていません。

 ですが、毎日情報を発信し続ける事で、映像を作りたいと思っている人のお役に立てたり、新しくこの無限の可能性を秘めた映像の世界に興味を持つ人が現れる事を願って、可能な限り運営を続けていきたいと思っております。

 私たちだけでは、このWEBメディアを続けていく事は出来ません。 読んでくださる方々、協力してくださる方々と共にメディアを少しずつ地道に成長させていきたいと思っております。

 皆様、どうぞ末永く宜しくお願い致します。

-2017年3月21日-
「クロフネ」編集長
松本 大樹(カンパニーまつもと)

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